雑記帳

漫画とか本とかラノベとか読んでます。感想になりきらない戯言です。友達とYoutubeで遊びだしました。

ボロボロのエルフさんを幸せにする薬売りさん

田舎の集落で小さな工房を営む薬売りの男。彼はある日、買い出しの帰りに馴染みの質屋に声をかけられる。薬の素材に引き取らないかと勧められたそこにあったモノ……いや、そこにいたのはボロボロのエルフの少女だった。黄金の髪、翡翠色の瞳、白い肌をした体に走る無数の傷痕に、強い怒りを覚えた薬売りは、彼女に手を差し伸べ、治療を施すことに。か細い声で、ひたと故郷への帰還を願う彼女を薬売りは救い届けることができるか。そして異なる種族の二人に次第に生まれていく絆。命とは、人間とは、二人の数奇な運命を描く異世界ファンタジー、初の小説化!!

ある村で暮らすちょっと暗めの過去を持つ薬売りの男性と人体実験などの憂き目にあって身体が文字通りボロボロになってしまったエルフさんの幸せに至るまでのストーリー「ボロボロのエルフさんを幸せにする薬売りさん」の小説版。

もともと、X(旧Twitter)でぎばちゃん先生のイラストを拝見したあたりから知っていた本作。ちゃんと文章として読んだらどんな感じになっているのか気になったので購入して読んでみました。

薬売りさんの矜持だったり、エルフのリズレが徐々に回復したり周辺の面々にいい影響を及ぼし受け入れてもらえるようになったり、各々の過去の話で上手に補完されたりと読みやすかったです。

ちょうど2巻の発売もありタイミングがよかったね。いい作品でした。2巻はもっと幸せな風景が広がっていると信じて読みたいと思います。