精霊の〝送り人〟として旅するアハルは、エルフ族最後の生き残りの少女だった。
〝屠り人〟シエンは「二十歳になったら死ぬ」というホオヅキの血族に掛けられた呪いを解く為、呪いの元凶である精霊を捜していた。
出会った二人は意気投合、協力して精霊が絡んだ事件を次々に解決するが――…。
一方、シャマール皇国の軍が大精霊を捜索、それを〝送り還した〟存在を察知する。
歴史の表舞台から葬られた〝精霊〟を巡り、大いなる野望が動き出す。
戦争の時代と大虐殺から生き延びたエルフ・アハルの旅を描いた作品「最後のエルフ」最新2巻です。
路銀をためるために多くのクエストをこなすアハルと仲良くなったシエンの二人。ギルドマスターから内々に依頼をされた救出依頼。
その依頼で出会ったドラゴンもどきから得られた強制契約の残影。そしてアハルと別れたシエンに襲い掛かる角を持つ少女。ちょっとずつ陰謀に巻き込まれ始めました。面白くなってきたね。