100年前に始まった人類とAIの戦争は、人類が電気を放棄することで決着した。電気を失った世界に生きる、最後の電気人形・アンジュと電気人形に育てられた人間・エリオの近未来スチームパンク冒険譚――。
巷では話題にあがっていた本作「エリオと電気人形」。とうとう買って読んでみました。世界が人類 VS AIの戦争を終えたスチームパンクな世界観。
電気という存在が、一種の忌みすべきもののような存在に描かれていて、独特の世界観であり、電気を発することができる少女と電気人形の二人旅という物語を上手に構成しています。
物語自体はとても静かな作品ですが、ここからどんな風景を見て旅するのか。最近のフリーレンとかと同じ優しい物語になりそうです。(あっちより戦闘はなさそうですが)